それは一酸化炭素チェッカーの反応から始まった
車中泊で改造した中華ストーブが活躍しています。 いつものように使っていたら、一酸化炭素チェッカーが激しく反応。
灯油臭と目に違和感が・・・・ 消火後に中華ストーブを点検すると・・・
燃焼塔が破損している・・・・ 大きな穴が開いていた・・・
燃焼塔の隙間を通る気化した灯油が増加し、酸素不足から不完全燃焼となったものと推測されます。
同型の金属筒を探せ!
中華ストーブ本体は1300円程度ですが、燃焼塔一つのために新調するのもどうかと・・・
ってことで、自作することにしました。
直径60mmの金属製の筒を探すとちょうど良いサイズの物を発見。 パーツクリーナーの缶。実際には1㎜ほど大きいのでピッタリとはハマりません。
まあ、ほかにもあると思います。 スチール缶でガスが充填されますので、高内圧に耐えられる構造で他の缶より耐久性があるかと…勝手な妄想。 ドリルで適当に穴を空けます。
今回は強度を考慮して、付属品より穴は少なくしています。
灯油ストーブで燃焼塔が無い場合はどうなるのか
ちなみに燃焼塔が無い場合は炎が上まで上がらず、毛細管現象により芯に染み込んだ灯油が燃えます。
こうなるとススが大量に発生します。
自作燃焼塔の塗装を焼き切る
燃焼塔を設置することで、炎が狭い隙間を通りその間に燃焼塔から酸素が供給され高火力が発生するようです。
一酸化炭素の発生量が減った
30分ほど燃焼させたところ、最初は塗料の燃焼によりススが発生しましたが、その後は完全燃焼しているようです。一酸化炭素チェッカーの数値も上がりません。
一部穴が多すぎたのか少し炎が確認されますが、その上部で燃焼しているようです。
安定した火力が実現できました。
消火後の灯油ストーブの燃焼塔
キレイに焼けてました。
今のところ耐久性もあるようです。 付属品に比べて素材が厚くなっています。
灯油中華ストーブの燃焼塔修理のまとめ
1300円程度の中華ストーブですが、さらにローコストで運用できることが分かりました。
この中華ストーブはかなり使い込んでいて、芯も短くなってきたのでアルコールランプ用の芯に交換しようかと検討中。
石油ストーブの仕組みって面白いですね。
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