キャンプで活躍しているSOTOのガストーチが着火しなくなったので修理してみます。
SOTOのガストーチは地味なキャンプギアですが2軍落ちしたことがありません。 風があっても着火できるし、ノズルが伸縮するためコンパクトで使い勝手も良いです。
SOTOのガストーチを分解修理する
3年ほど使っていますが、火がつかなくなったので修理してみました。 症状はターボライターでいう「カチッ」がなくなったというもの。
ガスは出ており、他のライターで炎を近づけると着火するので、ガスの噴出には問題はなさそうです。
ガストーチの分解、修理の前に
ガスの噴出状況を確認する
バーナーノズルに火花がキレイにとんでいるのに火が着かない場合は、最初にガスの状態をチェックします。
カチッと音と火花が飛ぶと同時にノズルから「シュー」と音がする場合は、分解する必要はありません。
ほとんどの場合、低温下や高所による低気圧でガスが燃焼しないだけです。特に100円ショップのガスは燃えにくいときがあります。
※このページのアクセスを分析すると、気温が下がる冬季間にアクセスが多くなる傾向が見られます。 このようなことからも、原因が低温によるものが多いと推察されます。
低温下ではライターを常にポケットに入れてトーチ自体を温めておくと良いでしょう。
点火用の火花を確認する
ノズルから出ている、点火プラグ(ハリガネ)の角度が悪く失火している場合もあります。
その場合は針金の角度を調整してみてください。 針金が曲がって火花が横方向に飛んでしまうと着火しません。 何度かカチカチしてしっかりとノズル方向に火花が飛ぶようにします。
遠すぎても、近すぎても駄目です。ガスの噴出口に向かって「長い火花が出る」角度がベストです。大抵これで直ります。
これで駄目なら次に進みます。
ガストーチを分解してみる
ネジは3か所でした。真ん中のネジはシールで隠れているので剥がす必要があります。
小さく穴を空けてもOK
3か所も留めてあるのでとっても堅牢です。
接点復活スプレー
火花を飛ばすパーツの爪が引っかかりにくくなっていたので、〇印のところへ接点復活スプレーを塗布。ちなみに、分解せずに隙間から塗布してみたけど上手くいきませんでした。
完璧に動作しました。
バーナーノズルも清掃
ついでにバーナー部にススが溜まっていたので、バーナーノズルにアルコールを塗布してからエアブローしておきました。
アルコールは台所用のアルコール、エアブローはパソコン用でOK
綺麗な炎になりました。
追記2022/9
注意点としてノズルにある点火プラグ(0.5mm)が変な方向に向いていると火花が飛ばない場合があります。
また、着火時にノズルを近づけすぎると着火端子が溶けてしまうので、少し離れて使う事と、長時間ガスを噴射し続けないようにした方が長持ちします。
SOTOガストーチ修理まとめ
SOTOのガストーチは地味な存在ですが、無いと困るキャンプギアです。
悪天候でも確実に着火できるので便利なんですよね。
ちなみにノズル部分が濡れると点火できなくなるので、雨天時には注意が必要です。(乾燥させれば直ります)
現行品はキャップが付いたみたいです。
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