電気毛布コントローラーの製作
キャンプで使う電気毛布の省電力化が決まったので、仕組みを考えてみました。
【省エネ改造】12vの電気毛布を冬のキャンプで使ってみたら超快適だった#1
ちなみに、購入時のまま36wで寝袋内に入れてみたら暑すぎました。 寝袋は布団と違って密閉されているので保温効果が高いようです。
このままでは納豆状態になってしまいます。
12V電気毛布の省電力化
購入した電気毛布は、電源スイッチが無いほか、温度調節もできません。 とうことでついでにどちらもできるようにしてみます。
制御方法はサーモスタット方式(指定の温度でオン、オフ)と間欠方式(一定の間隔でオン、オフ)を検討。
サーモスタット方式
メリット → 指定の温度に上がったら通電を止める。指定の温度に下がったら通電するを繰り返す方式です。 チャタリング防止に温度差を高めに設定すればいけそう。理想的な運用。
デメリット → センサーの設置位置によって誤作動する恐れがある。センサーケーブルを寝袋まで入れると邪魔。 稼働電力に0.5w消費する。
間欠方式
Arduinoを使ってマイコン制御する。 指定した間隔でオン、オフを繰り返す。
ESP8266モジュールとリレーを使えば、Wifiを使ったスマホ制御も可能(笑)
超省電力だが、降圧モジュール、リレー、マイコンが必要。プッシュスイッチの長押しで常時出力、10分、20分って選択できるって感じかな。 設定状態をLED点灯で表示。
キャンプで電気毛布コントローラーを使ってみる
とりあえず出力の調整ができるようにして、キャンプで使ってみた。
使ったモジュールはこれ。 直流電流をパルス制御できる部品です。
ついでに、感電防止用に3Dプリンタでケースを作成。 どのモジュールも入るように少し大きめに作ってみたました。
電気毛布コントローラーの効果は抜群だった
結果から言うと効果は抜群。 前回のように寝袋内が暑すぎるってことも無かったです。室温にもよりますが、1.5A~2A(18wから24w)稼働でちょうどいい感じでした。
実験的に8時間ほど稼働しましたが、インバーターに接続した100V電気毛布に比べて、消費電力は半分以下で余裕で朝まで使用できました。
寝袋内では2A(24w)でも十分な熱量です。(この辺は個人差があると思いますが)
電気毛布コントローラーのまとめ
センサーやマイコンで温度を制御しようと思いましたが、パルスモジュールだけで想像以上に省電力だったので、面倒な制御不要という結論に・・・ 繰り返し使ってみなければ分かりませんが、PWMの出力制御のみでしばらく使用してみたいと思います。
この方式なら小型のバッテリーでも一晩程度なら使えると思います。
シンプル・イズ・ベスト を久しぶりに体感しました。
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