ポータブルバッテリーはキャンプや災害で活躍していますね。
300whクラスのポータブルバッテリーを購入してキャンプで使用してみましたが、本当に便利です。
【初ポタ電】KOOSLA ポータブル電源 LiFePO4リン酸鉄リチウム電池 をレビューしてみる
300whクラスだと1泊程度のキャンプにちょうどいいサイズですが、連泊する場合は途中で充電が必要になってきます。
市販品の大容量ポータブル電源はどれも高価で、1000whクラスになると10万円以上の価格です。
そこで、自分のスタイルに合わせて自作することにしました。 家にある部品などを使いながら「5万円以内で1280whクラスのポータブル電源」を製作してみました。
自作ポータブル電源製作への道
バッテリーモニターの動作確認
バッテリーモニターにはVAC8610Cを使っています。
ワイヤレスで使えるので、離れた場所からバッテリーの状態を監視できるので便利です。
【キャンプ】自作ポータブル電源にバッテリーモニターVAC8610Fを使ってみる#1
モニターはリチウムイオン電池の18650を使っています。 充電式なので、ポータブルバッテリーからの給電が可能です。
バッテリモニターのケースは3Dプリンタで出力しました。
【3Dプリンタ】自作ポータブル電源のモニターのケースを作ってみる#2
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとモニターの接続
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとモニターの接続です。
とりあえず、出力や発熱を確認したかったので、100円ショップの小物入れを使ってプロトタイプを製作しました。
【1280wh4万円台】リン酸鉄で大容量のポータブルバッテリーを自作してみた#3
100Aバッテリーの収納ケースを考える
JEJアステージの収納ボックスです。 様々なケースを検討しましたが、このケースだと上に物が乗せられるので、車内スペースを有効に利用できるかと考えました。
【自作ポータブル電源】リン酸鉄リチウムバッテリーを収納ケースに入れてみた#4
バッテリーケースのフロントパネル製作
見栄えを良くするのと、強度を出すために、3Dプリンタでフロントパネルを作成しました。
- シガーソケット12v 2個
- USB端子 4個 20w+36w クイックチャージ対応
を装備します。
スマホの4台同時充電も可能です。
【3Dプリンタ】自作ポータブル電源のフロントパネル製作する#5
自作ポータブル電源に12V出力端子の取り付け
シガーソケットからの12V出力だと10Aが上限なので、ターミナルバインディング端子を取り付けました。
これがあれば、1000w級のインバーターの接続が可能となります。
【1280wh】自作ポータブル電源の充電用ポートと12V端子を取り付ける#6
自作ポータブルバッテリーが完成しました
とりあえず実用に耐えうる機能を有したポータブルバッテリーが完成しました。
- AC正弦波 300w
- USBポート 4個
- 12Vシガーソケット 2個
- 12V直結端子 1個
ACインバーターについては、夏場だと内部の温度が上がると予想されますので、今後は排気ファンの取付が必要と思われます。
【1280wh】リン酸鉄リチウムイオンの自作ポータブル電源が完成しました#7
おわりに
100Aのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは容量が大きくて良いですね。
1泊程度のキャンプだと、照明や電気毛布、車載冷蔵などを使っても30%程度しか消費しません。
ソーラーパネルに接続されているので、使っていない時に自動で充電されるので、車内から降ろす必要がありません。
価格面についても、AC出力が300wしかありませんが、1000w程度のインバーターを接続しても7万円以内で製作可能です。
自分のスタイルに合った必要最小限の機能にできるので、好きなように機能を追加できるのも魅力の一つです。