キャンプ飯と言えば、肉や魚になりがちです。
しかし、「白飯」は影の主役と言ってもいいくらいですですよね。
はじめに
この炊き方の特徴は、
- 米の量 → 適当
- 水の量 → 多め
- クッカー → サイズも含めて蓋があれば何でもOK
- 火器 → 焚き火、ガス、灯油など何でもOK
と、かなり適当でも失敗しません! ぜひ試してみてください。
炊飯用の鍋を選ぶ
クッカーには様々な材質がありますが、扱い易い方から
アルミ > ステンレス > 陶器
です。 アルミ(以下メスティン)が圧倒的に使いやすいです。 アルミの特徴としては、熱の伝導率が高いことが挙げられます。
メスティンだと下からの熱が鍋全体に伝わり、ある程度均等に熱が回ります。
ステンレス(鉄)だと、下部に熱が溜まって焦げやすくなります。
米、水の量は適当でOK
良く言われるのが、「米1合に対して水200cc」です。
しかし、そもそも米に含まれる水分量は一定ではなく、品種、季節、保存状態などによって違いがあります。よって、あくまでも目安でしかありません。
よく「新米は水を少な目」と言われますが、新米の場合は水分量が多いためです。
重要なのは水の量です。 どんな米でも水を少し多めに入れること。
人差し指の第1、第2関節の間くらいが良いです。
さらに、2時間ほど米に水分を吸わせるとふっくらとく炊けます。
時間が無い場合は、そのまま炊いても大丈夫です。
米を炊くときの火加減
火加減は「強火」が基本になります。 焚き火などの直火やガスを使うとかなりの火力を得られます。
アルミ製のメスティンを使っていますが、中身が入っている限り溶解するようなことはありません。(空炊きすると溶けます)
とにかくメスティン内の水を沸騰させてください。
火から下すタイミング
メスティンを火から下すタイミングが重要となります。 コンロなどを汚したくない場合はメスティンをアルミホイルで包むと、吹きこぼれてもコンロが汚れません。
最初に内部の水が沸騰すると、水蒸気が蓋の隙間から噴き出してきます。
できれば火を中火程度に落とします。 面倒ならそのままでもOKです。
ある程度沸騰してくると、吹きこぼれが始まります。
水蒸気が出なくなってきたら鍋に注目です。
メスティンからの音に注目!!!
耳を澄ますとメスティンからの音が変わっているのが分かります。
グツグツ → ぷくぷく → ぷすぷす → パチパチ
うまく擬音語で表せませんが、おおむね上記のような音の変化があります。
「パチパチ」という音が始まったら火から下して大丈夫です。
オコゲが欲しい場合は、ここから数分待ちます。
炊けたら「蒸らす」これが重要
火から降ろしたら「蒸らし」です。メスティン内に溜まった水蒸気を米に戻すイメージです。
タオルなどで包んで10分ほど待ちます。 蒸らしは意外と重要で、食感がかなり変わります。 熱々の米の香りを楽しみたい場合は、3分程度にしてください。
メスティンでふっくら炊飯完成
アルミの熱伝導率は米を炊くのに向いています。 ステンレスだとオコゲが多くなります。
個人的には、パチパチ音を長めにして、オコゲを楽しむのが好きです。
メスティン炊飯の小技
メスティンの熱伝導率の効果を使って、熱を効率的に使う事もできます。
蓋もかなり熱くなるので、その熱を使ってお湯(沸騰はしない)を作ったり、半熟の目玉焼きなども可能です。
沸騰までの熱量はありませんが、蒸らしている時間に沸騰させることができるので、効率的です。
ダイソーメスティンの炊飯まとめ
この炊き方のコツはとにかく「音」です。
音で米の状態が分かるようになってくると、水の量やコメの量、クッカー、火力に関係なく上手く炊けるようになります。
特に炊き込みご飯の場合は重宝します。
具材を入れると、水の量などが分かりずらくなりますが、この炊き方だと「音」に集中することで上手く炊けます。
ぜひ、お試しください。
んじゃ!
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