【電源不要】キャンプで流行りのストーブファンを300円で自作してみた

キャンプで自作ストーブファンキャンプ

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電源不要のストーブファンって魅力的ですよね。
「どうして動くの」って? ロマンもある。

ということで、自宅にあるパソコンの廃材を使ってキャンプ用のストーブファンを自作してみました。
自作ストーブファン

一般的に販売されているストーブファンは、熱で発電するペルチェ素子を使ってモーターを動かす仕組みです。
このペルチェ素子ってのが秀逸で、表裏の温度差が大きいほど発電量が多いという不思議なモジュールです。
ちなみに、逆に電圧をかけると冷えます。ちょっとしたクーラーに使えるかもしれません。
ペルチェ素子で発電してみる

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電源要らずのストーブファンを自作してみる

自作ストーブファンの材料

ストーブファンの製作にあたって特に購入したものは無く、家のジャンクボックスにあったもので間に合わせています。 ペルチェ素子は数年前に300円くらいで買ったと思います。何で買ったかは覚えていませんw
パソコン用のCPUヒートシンクはフリマで安く調達できます。

  • ペルチェ素子 ×1
  • パソコン用CPUヒートシンク ×2
  • 130モーター (もう少し大きい方が良い)
  • 100均扇風機の羽

アイネックスのヒートシンクは両面フラットなので使いやすいと思います。

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アイネックス(AINEX)
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ネジを組むだけで完成

CPUクーラーの規格はある程度決まっているので、同じタイプのものを2つ調達すれば大丈夫です。 前述したとおり、ペルチェ素子の表裏の温度差が発電の肝となるので、上部のヒートシンクは大きめの物が良いと思います。
CPUヒートシンクでストーブファン
ヒートシンク自体は規格が同じなので、4か所のネジ穴の位置も同じです。 ペルチェ素子を挟んでネジ留めするだけで完成です。 仕様が決まったらヒートシンクとの密着性を高めるため、CPUグリスを塗布する予定です。

0.5vでファンが起動

使用している中華ストーブの火力は「最弱」にしています。 省エネ実験も兼ねています。
下部のヒートシンクと上部のヒートシンクの温度差が重要です。
CPUファンで自作ストーブファン

0.5v時点でファンが回転し始めました。

それなりに風は感じます。 温かい風を感じますが、室内を循環させるほどではないです。
ペルチェ素子で作るストーブファン

この仕様では0.75v周辺から変化はありませんでした。

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上部ヒートシンクへの熱伝道を減らす

ヒートシンクの固定ステーから上部ヒートシンクに熱が伝わるので、厚紙を挟んでみました。
CPUヒートシンクでストーブファン

上部のステーが触れる程度に温度が下がりました。 意外と効果はあるようです。
ただし、劇的な電圧上昇は確認できませんでした。
ストーブファンと熱伝導

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ヒートシンクを横置きにしてみる

逆転の発想でヒートシンクを逆にしてみました。 もちろん、電極も逆になるので、モーターは逆回転します。
横置き型の自作ストーブファン

0.8vを超えたのでそれなりに効果はあるようです。 ただし、暖かい空気を流すということになると、やはり縦置きの方が効率は良いようです。
ストーブファンの電圧

自作ストーブファン製作の追記

失敗!パソコン用ケースファンを使ってみる

2023年1月追記

残念なながら失敗です。130モーターだとトルクが足りないようなので、パソコン用のケースファンに交換してみました。 ブラシレスモーターなので、静音性は抜群のはず・・・
自作ストーブファンとケースファン

結果は回転せず。 12v用ですが、もしかしたらとも思いましたが、やっぱり駄目ですね。 先に安定化電源で回転電圧を計測すれば良かったかな。

ちなみに、ケースファン(ブラシレスモーター)の起動電圧は3.8vでした。
動くという程度で、風量はほとんどありません。 まあ予想通りの結果ですが。。。。
自作ストーブファンのブラシレスモーター

成功!モーターを交換してみる

2023年1月追記2

130モーターから260?モーターに変更してみました。
手ごろなモーターが家に無かったので、ダイソーのUSB扇風機(300円)のモーターです。
【100均】ダイソーの300円卓上扇風機をキャンプで使ってみた
自作ス自作ストーブファンのモーター選びトーブファンのモーター選び

結果は起動成功。 勢いよくファンが回転し、少し離れていても温かい風を感じます。
室内の空気循環が感じられます。
キャンプと自作ストーブファン

1.943vでしたが、最終的には2v程度まで上昇しました。
自作ファンストーブの電圧記録

260モーターを搭載してみる

2023年2月 追記

モーターを再度交換してみました。 260モーターです。

 

ダイソーの卓上扇風機についていたモーターとは直径は同じですが、長さが違います。
260モーターとの比較

かなりパワーが上がりました。 直に当たると冷えるほどです。
パワーが上がった分、上部ヒートシンクの冷却効果が上がったようです。 トルクがあるので、羽のサイズを大きくするとバランスが取れるかもしれませn。
260モーターにした自作ストーブファン

キャンプ用の自作ファンストーブまとめ

意外と簡単に電力が取り出せました。 問題は温度差をどう作るかですね。
市販のストーブファンも買うとそれなりに高いので、作ってみるのも面白いですね。

ケースファンによるストーブファンは失敗しましたw 上手くいけば静穏性に優れたストーブファンになったのですが、残念です。

モーターサイズを大きくしたのは正解でした。3V標準のモーターは260モーターが一番大きいのでこれがベストだと思われます。
トルクのあるモーターの場合は羽を大きくしてみるのもいいかもしれません。キャンプでの活躍間違いなしです。

このページは継続して加筆修正していきます。

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コメント

  1. kou より:

    いつも楽しみに読ませていただいています。
    旨そうなキャンプ飯の紹介、飾らない言葉で
    紹介されていてとても参考になります。

    当方ソロキャン歴が長く一応道具は揃えて
    いるつもりですが、当記事に登場する
    中華8芯ケロシンストーブを怖いもの見たさで
    購入し、昨日到着しました。

    何かと手がかかりそうですが
    楽しんで手を入れていくつもりです。

    メスティンの守備範囲の広さはその軽さと
    あいまって重宝しますね。

    • chief-tchief-t より:

      こんにちは
      中華ストーブは危険がある反面、とても面白いです。
      コスパ抜群ですよ~ ぜひ1軍ギアに加えてください。

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