【車中泊】車載&ポータブル型の中華製FF式ファンヒーターをレビュー

中華製FF式ファンヒーター(ポータブル式) FF式ファンヒーター

冬季間のキャンプで欲しいのが暖房器具です。
今までは、中華製ストーブとヒーターアタッチメント、そして自作ストーブファンを使用していましたが、長時間の火器使用は心配です。

ちょうど、気になっていた中華製FF式ファンヒーターが格安だったので購入してみました。
ポータブル型のFF式ファンヒーター

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車載用FF式ファンヒーターの電源について

電源は12Vですが、起動時に消費電力が140wまで上がるので注意が必要です。
市販されている汎用のプラグだと対応電流は10A(120w)の物が多く注意が必要です。
シガープラグは、接点の接触も固定されないので、場合によっては接続不良からプラグの溶解、ショートの危険があります。
よって、シガープラグでの運用はおススメしません。 なお、車についているシガーソケットはほとんどが10A仕様ですので、本体が起動しないまたは、車のヒューズが切れます。
FF式ファンヒーターの電源の取り方

バッテリーへの接続は、丸形の圧着端子などで確実に固定して接続してください。

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FFファンヒーター起動時の白煙と熱

起動時には1分ほど白煙が出る場合があります。安定運転に入ると白煙から透明な排気になります。
出ない時もあるので、内部に溜まった水分や前回の燃料の残りが燃焼しているのかもしれません。 いずれも車内に入ってこないような工夫が必要です。
FF式ファンヒーターの起動時の白煙

ヒーター本体の設置場所が決まっていない事と、ポータブル性を残しておきたいことから、暫定的にリアハッチの隙間から排気しています。
車用FF式ファンヒーターの排気管の取り回し

排気管はかなり熱くなるので素手での取り扱いはできません。
熱の遮断のために、断熱材をタイラップで固定しています。これでも十分断熱できています。
FF式ファンヒーターのマフラー断熱

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中華製FF式ファンヒーター起動電流

起動時の電力を観察してみました。
運転開始から約10秒で消費電力が134wまで上昇しました。 点火用のグロープラグの加熱と思われます。
FF式ファンヒーターの最大起動電力

その後、ポンプの運転からファンの回転が始まります。
30秒ほど経過すると約60wに下がります。 ポンプ音とファンの回転が一時的に高まります。
このあたりで、温かい風が出てきます。
FF式ファンヒーターの消費電力(起動後)

更に1分ほど経過すると約7w(弱運転)の消費電力で安定運転に入ります。
FF式ファンヒーターの安定運転時の消費電力

停止時にも一時的に約130wの電力を消費します。
プラグを加熱して内部の燃料を排気するためと思われます。
よって、運転を停止した場合は、ファンの停止まで電源を外さないようにしてください。
FF式ファンヒーターの停止時の消費電力

ヒーターのケーブルを延長時の注意点

車内の取り回しの関係で、FF式ファンヒーターのケーブルを延長する場合の注意点です。
前述したとおり、このタイプのファンヒーターは起動時と停止時に約140wの負荷が掛かります。 よって、安全マージンをとって2sq程度のケーブルを推奨します。
車用FF式ファンヒーターのケーブルを延長2

また、ケーブル同士の接続もハンダや圧着端子で確実に接続してください。
12vで10A以上を扱うのは、それなりに危険です。
車用FF式ファンヒーターのケーブルを延長

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FFファンヒーターの気になる燃費

燃料タンクは5Lほど入るようです。
灯油を満タンに入れて8時間ほど稼働(弱運転)してみた結果、3分の1ほどの消費でしたので、1時間当たり0.2リットルから0.3リットルほどと思われます。
今後もう少し詳しく計測してみます。

中国製FF式ファンヒーターまとめ

このファンヒーターの性能は抜群ですね。この性能で2万円弱で買えるのはコストパフォーマンスが高いです。
さらに灯油で運用可能なので、ガスに比べて運用コストも圧倒的に低いです。
特筆すべきは超低燃費

軽バンで運用しようとすると、中では暑いくらいです。弱+隙間空けでちょうど良いくらいです。
ファンヒーターの稼働時の温度差

電源があればどこでも使用可能なので、テント内での運用もできると思います。
直接的に火を使わないことから安全に使用できます。

防災面からしても、12Vで運用可能なファンヒーターは有効だと思います。

価格も手ごろなので、ぜひお試しください~

 

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